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4日に分けて、36a(約1080坪)の田んぼの除草を行いました。その方法は・・・何と昔ながらの手押し除草器です!江戸時代末期からこの種の農具が使われ始めたそうです。田車、田うち車、田ころがしなどなど。地方によって色々な呼び方がされているようです。

会宝農業チームでは、「田ころがし」と呼んでいます。押したり引いたりしながら進んでいくと、爪が回転して草を引っ掻き、泥の中に草が埋め込まれていきます。

タイミングとしては、田植え2週間後あたりが稲の生育を助ける上で効果的だそうですが、今回は田植え1ヶ月後くらいになってしまいました・・・。草の丈も長くなり、除草に大変手こずってしまいました。適期に行えば、作業効率も倍くらい良かったのではと反省・・・。

この作業風景は、昔を知る人にはとても興味深いものの様で、年配の方は足を止めて声をかけてくれるんです。

会宝水田は、道路に面していることもあって、時々スピードを落として観察される方もいらっしゃいます(どうか安全運転で!)
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除草作業をしていて思うことは、「除草の大変さ」と「除草剤の凄さ」。会宝水田では草がそれこそびーーーっしりと生えています。でも他の田んぼには、草が全く生えていないんです。怖いくらいに。

除草剤を使えば、たしかに楽ですね。36aの会宝水田は、1回除草するのに16時間以上かかっています。半日(約4時間)やると、足・腰・腕などがかなり疲れます。

私は趣味でマラソンをやっていた時期がありますが、この疲労レベルは、休憩を入れながら25km~30kmをゆっくりジョギングした時に近いです。

また、当然ながら人的コストを価格面に反映出来なければ、有機稲作は成り立ちません。安心・安全・健康そして環境を考える農業をサポートしていただくために、お客様にお米をいくらで買っていただけるか、という点が問題になります。

水田除草4-1.jpg次回は安心・安全・健康・環境を考えるお米の価格について、少し考察します。

来週もまた見てくださいね。