純正HIDライト
今回は純正HIDライトのお話です。
最近は標準装備が珍しくないHIDライト(ディスチャージヘッドランプ)。
淡黄色なハロゲンに比べて青白く鋭い光を放つキセノンバルブは夜間の視認性が高く、ファッション性も高いため社外品なども多く出回っています。
構造的には蛍光灯と同じ原理で発光しているので、ハロゲンランプに比べて省電力、長寿命です。
さて、そんなHIDライトの心臓部である「バラスト」と発光するための「バルブ」を取り外してみたいと思います。因みに国内部品ではこのバラストも交換部品としてバルブとセットで販売しています。
今回HIDバラストを取り外すスバル・レガシィのライトです。レンズが黄ばんでいるため、バラストとバルブのみ使用します。
まずは点灯するかチェック。点灯しない場合は残念ながら使用できません…。
点いたので一安心。まずはライト底部に固定されているバラストを取り外します。バラストは水に弱いので大体保護カバーがあるのですが、このライトはバラストのみでした。
バラストの電源配線を外します。銀色の太いメッシュ状の線はバルブに繋がる線です。
次はバルブを取り外します。ハロゲンと違ってバルブのコネクターがライトの内部で繋がっているので、穴の開いたゴムカバーではなくプラスチックのカバーで容易に取り外しができない様になっています。
カバーはトルクスネジで止まっていました。
銀色のカバーとコネクターを外します。バルブの固定方法はハロゲンと似た作りになっています。
最後にバルブの配線を出します。
これで作業は終了です。所要時間は左右で約5分でした。長寿命とはいえ消耗部品、バラストやバルブが故障して点灯しなくなる事もありますので、もし点灯しなくなった場合は早めの交換を。