水田除草は続く(2/18回)
今朝も田んぼの様子を見て来ました。
コシヒカリは少し大きくなり、分げつ(枝分かれ)する株も目立って来ました。しかし困ったことに、前回(2週間ほど前)除いた草がかなり復活していました。
除草のタイミングが遅れたため、大きな草は根が浮かなかったり、泥に埋め込むことができなかったようです。
つぶされてもひっかかれても起き上がってくる草の生命力はすごいものがあります。やみくもに草と戦っても勝てない、そんな気がします。来期は周到に事前準備して、草にはおとなしくしてもらえるようにします・・・。
さて、この調子ではあと2回は田んぼに入らなければなりません。さらに、株間に残った草を手取りする必要もありそうです。
田んぼ1枚を丸1日かけて除草し、それを3回。さらに株間除草をする・・・。この部分だけで、大規模稲作における年間作業時間を超えてしまいます。それで収量は4-5俵とれるかどうか(通常は7-8俵とれます)。
倍以上の手間暇をかけて、収量は少ない。これだけでも、ざっと倍の価格になってしまうんです。経済だけのものさしでは、とても割に合わない話です。安全安心健康環境のものさしが必要になります。食べて体に良く、健康となり、環境を保全し、未来に引き継ぐ。その価値を幾らとみるか。カードのCMじゃないですが、本当はプライスレス(お金で買えない価値がある)なんじゃないでしょうか。不況の最中であるからこそ、そういう意識が広まってほしい、そう思います。
畑でも雑草との格闘が始まっています。次週以降お伝えしていきます。
来週もまた見てくださいね!