タイヤの溝
梅雨入りし、雨の中で走行する機会が多くなりましたがタイヤの残り溝大丈夫ですか?溝がない状態での走行は大変危険です。
タイヤ溝は排水性を考えて作られています。しかし、溝が減ったタイヤでは路面の水を十分に取り除くことができず、タイヤ本来の性能を発揮できません。
溝があっても深さが足りないと、その溝から水が「溢れて」、タイヤと路面の間に戻ってきてしまうのです。
以前ブログでも書いた「スリップサイン」です。他の部分より溝の底辺を盛り上げてある場所の事で、残り溝が1.6mmになると溝が途切れるようになっています。ここまでくるとほぼ排水性は失われている事になり、非常に危険です。
ノーマルタイヤの寿命はおよそ10年と言われています。溝が十分残っていても日光等でゴムが劣化し、硬化、ひび割れが出てきます。タイヤには製造年週が記載されていますので、一度確認してみることをお勧めします。
※タイヤの製造年週の見方は、上記写真の中で赤色の「08」が年数で青色の「12」が週です。ですから写真のタイヤは2008年12週目に製造されたということになります。黄色の部分は工場の製造ロット番号なので気にしないでください。