NEWS RELEASE ニュースリリース

ALL NEWS

会宝通信メールマガジン

 こんにちは、近藤です。2月は大きなイベントが2つありました。一つはナイジェリアでの自動車リサイクル事業化調査キックオフミーティングです。

 昨年10月にJICAから「BOPビジネス連携促進FS調査」として採択を受けた活動が本格的に始まりました。2月15日、現地アブジャのヒルトンホテルには約100名の関係者が出席されました。

 本事業はナイジェリア行政サイドの関心が高く、民間企業としては会宝産業ナイジェリアが主体となって取り組みますが、ナイジェリア側はNAC(National Automotive Council)主導のもと、当地の地方政府機関が積極的に関与しています。

 ミーティング席上の挨拶を私は初めて英語で行いました。原稿を必死に読んだのですが、やってみれば何とかなるものです。スピーチの締めでケネディの名言「国家があなたに何をしてくれるのかを期待するのではなく、あなたが国家に対して何をできるか…」と続けるあたりから、参加者の多くが、私と一緒になって唱和する声が聞こえてきました。鳥肌が立つほど感動すると同時に、この事業に対する期待をひしひしと感じました。

 もう一つは2月恒例の、「経営方針説明会」、「講演会」、そして「感謝の集い」です。14回目となる今年は300名以上の方にお集まりいただきました。講演会では神田昌典さんが著書「2022-これから10年、活躍できる人の条件」というタイトルで事例をもって説明されました。当社がその中に入っているのは少々気恥ずかしさもありましたが。

 感謝の集いは、もう少しじっくりと話したいと考えていた方とも時間が取れず、あっという間に終わってしまった感じです。非礼があったこと、ここでお詫びいたします。いずれにしても、今年は大きく飛躍しそうな予感がしています。これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
 

 こんにちは、近藤です。新年早々の1月6日、世界知的所有権機関(WIPO、World Intellectual Property Organization )の高野さんが来社されました。WIPOはスイスのジュネーブに本部を置く国連の専門機関です。184カ国の加盟国間の協力および他の国際機関との連携を通して、世界中で知的財産の保護を促進しています。http://www.wipo.int/about-wipo/ja/offices/japan/what_is_wipo.html 

 高野さんはUNIDO東京事務所に勤務される萩原さんの紹介で、地方の中小企業にもアフリカへ投資、技術移転を行っている企業があると聞き、WIPOの事例研究としていらっしゃいました。

 ちなみに、萩原さんは12月に書籍を出版されてます。タイトルは「スピリチュアル系国連職員、吼える!-ざまあみやがれ、今日も生きている」 説明では「声」によって600回以上の過去生を一気に”見せられた”著者が語る、ハチャメチャだけど、メチャメチャ面白い、スピリチュアル奮戦記、となっています。萩原さんの考え方が、これまでの経験を通し、コミカルながら真摯に書かれた熱い本です。

 話をWIPOに戻します。WIPOの事例研究として紹介されることは、当社の取組、使用済み車輛の入庫から部品生産、在庫、販売管理まで一連の流れを包括管理する当社独自のKRAシステム、このKRAシステムに入力されたデータを活用し、個別のエンジン毎に車輛の履歴、品質などを明示したタグを付けたJRS(Japan Reuse Standard)、そして、これらの技術をアフリカへ移転しようとすること、などが評価されてのことで、素直に嬉しく思います。

 2月下旬にはWIPOのサイトにて当社が事例研究として紹介されるようです。萩原さんからは「海外の関連機関から問い合わせが増えると思うので、受入体制を整えておいた方がいいですよ」と脅し(?)を受けています。サイトでの紹介後の反応が楽しみです。

 あけましておめでとうございます。近藤です。本年もよろしくお願いいたします。

 昨年は、私たち日本人のボケた感覚を覚醒させ、価値観を大きく変えさせるようなことが起こりました。2012年はどのような方向へ行くのでしょうか? さすがに明るい年になると予測される方は数少ないでしょうし、昨年に比べてさらに悪化するという方が多いように思われます。

 私には資本主義経済の終焉が近づき、新たな社会体制の構築がスタートする年というイメージがあります。「お金」中心の考え方からの決別です。 ブータンの幸福度指数がいい例でしょうか。

 経済的にはさらに悪化するでしょう。何せ資本主義体制そのものがうまく機能しないのですから、何をどう信じればいいのか、わからなくなってしまうこともあると思います。

 こうした際には、原点回帰、「顧客の喜びをわが喜びとする」理念に沿って活動するだけです。ぶれないことが非常に重要な時代になってきていると感じます。

 ただし、世の中がどのように変化していくのかを予測する必要はあります。当社はカリスマ・コンサルタントといわれる神田正典さんに指導いただいています。その神田さんが、1月18日に[2022-これから10年、活躍できる人の条件」を出版されます。

 「客観的に見れば日本を取り巻く状況は真っ暗、それでも、これからの日本は、歴史上、極めてエキサイティングなチャンスに満ち溢れている」と言い切ってます。私も同感です。「日本人の精神」が世界に広まることが新たな体制の構築につながると考えているからです。

 今年の「感謝の集い」講演会には、その神田さんをお招きすることにしました。2月25日(土)の午後4時からを予定してます。講演会には一般の方のご参加も歓迎します。ご興味ある方は当社までご一報ください。閉そく感溢れた今の状況で、新たな考え方を提示し、方向性を示してくれること間違いありません。

 こんにちは、近藤です。

 全国の自動車リサイクル業者で組織されているNPO法人・RUMアライアンス(私が会長を務めています)が、11月16日から18日まで東京ビッグサイトで開催された「グリーン産業開発支援国際展」に出展しました。 このコラムでたびたび触れているUNIDO(国連工業開発機関)と経済産業省が主催したものです。

 グリーン産業開発は、すでに実証されている手法や技術を通して産業の資源生産性および環境パフォーマンスを向上させる「産業のグリーン化」と、3R技術の開発、サービスの活発な展開を促進する「グリーン産業の育成」を目標としているそうです。自動車リサイクル業はまさに「グリーン産業開発」にマッチするものです。

 この展示会は「INCHEM TOKYO 2011」と並行して開催されました。INCHEM TOKYO 2011は環境技術およびサービスを幅広く提供する5つの専門展示会(プラントショー、イノベーション・プロダクツ、水イノベーション、創エネ・省エネ・エコ及びECO-Manufacture)からなっており、今年の来場者数は65,000名を超えたそうです。

 当RUMのブースも多くの参加者が見学されて行きました。ケニア訪問の際に面談したKIRDI(ケニア工業調査開発庁)のスタッフも参加されてたのには驚きました。また、2年半前に当社を訪問いただいたUNIDOの浦元次長にもお会いすることができました。

 私はこうした企画には、その趣旨に沿ったものであれば、できるだけ参加するように心がけています。参加することで得られる知識や人脈は、通常のビジネスとは違い幅広いものがあります。新たな気付きを与えてくれます。また、そこで得たものが本来のビジネスに役立ったりします。

 未曾有の災害をもたらした2011年もあと1カ月となりました。本年もいろいろとお世話になりましてありがとうございました。2012年もよろしくお願いいたします。

 こんにちは、近藤です。描いていた一つの構想が現実味を帯びてきました。

 日本が生産して使用済みとなった海外に走る自動車を、日本人として最終処理を適切に行いたい、自動車リサイクル業者として、私ができる環境への貢献です。

 当社はこのほど、国際協力機構(JICA)の「協力準備調査(BOP(Base of the Pyramid)ビジネス連携促進」に採択されました。これは、JICAが開発課題の解決に資するBOPビジネスの実施を検討している企業からの提案を募り、選定された案件の調査費用について最大5千万円まで負担するというものです。

 また、案件事業化についてのさまざまな側面支援を受けることができます。昨年4月に国連工業開発機関(UNIDO)本部から7名がグリーンビジネス実態の視察ということで来社されました。

 当時UNIDOナイジェリア代表であった日本人の松下さんも一行の中におられ、「ぜひナイジェリアで、自動車リサイクル工場を立ち上げていただきたい」との言葉をいただきました。

 9月にはナイジェリアからUNIDOの招聘でNAC(National Automotive Council)のルックマン次長が来社されました。ルックマン氏は自動車リサイクルの重要性を十分に認識しており、当社の現状をつぶさに視察されました。この両名は今回のBOPビジネスにおけるサポート役として正式に参加いただいてます。

 また、当地ナイジェリアのパートナーであるKaiho Sangyo (Nig) Co Ltdのジョン社長は、猛烈な実行力で毎日のように進捗状況を報告してきてます。

 これだけの素晴らしい環境の中でJICAの支援を得て、これが実現しないはずがない、今は心からそう思っています。

 こんにちは、近藤です。9月24日(土)に、富山県南砺市で行われた「第4回ローカルサミット」に参加してきました。ローカルサミットは、企業、行政、NPO、専門職、市民など、様々な立場の人が集い、地域から日本を再生させる方法を話し合う場です。くわしくはこちらをご覧ください。
http://localsummit.jp/report/r2011

 2008年に帯広市(北海道)で第1回が開かれて以来、第2回は松山市・宇和島市(愛媛県)、第3回は小田原市(神奈川県)に続いて今回が4回目です。第1回から会の運営メンバーとして参加されている(株)イースクエア会長の木内孝さんからお誘い頂きました。

 24日は「東日本大震災からの復興と日本再生」、「農林漁業の再生と地域の自立」、「日本再生を支える新たな金融の形」など、9つの分科会に分かれて意見交換の場がありました。

 私は、「日本復興のアジアへの貢献」の分科会のパネリストとして参加し、日本の先進的な自動車リサイクルの技術やノウハウをアジアや世界に展開することで、大きな貢献ができることを訴えました。モデレーターは環境省総合環境政策局の中井総務課長、パネリストには前述の木内さんや経済産業省の方、大学教授など錚々たるメンバーで、白熱した議論が展開されました。

 このローカルサミットの企画・運営の核となっているのが、場所文化フォーラムの吉澤保幸さんという方です。吉澤さんは、日本銀行に20年勤めた後、現在は企業経営に携わりながら、地域活性化や地域と都市をつなげる活動を行うというユニークな経歴の持ち主です。私が北陸地域の発起人を務めるグリーンビジネスのネットワーク「環成経(かんせいけい)」では、吉澤氏をお招きして10月13日に「グリーンビジネス塾」を金沢市内で行います。事業活動を通じた地域の活性化についてお話し頂く予定ですので、ご関心があれば是非ご参加下さい。

 こんにちは、近藤です。

 なんと嬉しいことに1800名近くのお客様がいらっしゃいました。8月21日の日曜日、当社初のイベント「会宝リサイくるまつり」のご来場者数です。驚きました。本当にうれしい。企画してくれたアドマックさん、運営してくれた全社員、協力いただいた皆様に感謝です。

 一般のお客様に自動車リサイクル業や静脈産業のことを理解していただきたい、との思いはいつも持っていましたが、それを伝える機会というものがなかなかありませんでした。それが、イベントという形でお伝えできたこと、また、来場された多くのお客様から「とても楽しかった」との言葉をいただき、開催して本当によかったと感じてます。

 盛りだくさんのイベントを行いました。①トレジャー交換市場-使わなくなったおもちゃなどをお持ちいただき、当社ノベルと交換、②無料廃車査定-当社の本業です、③電気自動車試乗会、④こどもまち博-自動車リサイクル教室、⑤縁日イベント-タイヤボーリング大会、射的、水ヨーヨー釣り、ぷよぷよすくい、スーパーボールすくい、焼きそば、焼き鳥、ソフトドリンクなど、⑥スタンプラリークイズ大会、⑦リサイクル市場、⑧元気ライスプロジェクト(当社ウェブサイト参照)、⑨チャリティーオークション大会、⑩くるま解体ショー-多分これが一番盛り上がったようです。などなど。

 「会宝リサイくるまつり」に、これだけ多くのお客様をお迎えできたことは望外の喜びですし、少しずつでも自動車リサイクルへの理解が進んでいくことを、現実のこととして実感した機会でもありました。

 こうしたイベントは続けなければ意味が薄れてしまいます。来年も必ず実施します。より多くのお客様のご来場を期待しています。

 こんにちは、近藤です。7月22日、一般社団法人・日本リユース機構の藤田名誉代表、梅本事務局長はじめ計9名の会員の方々が来社されました。

 藤田さんにはちょうど1年前に当社講演会の講師をお引き受けいただいたり、また、当社の海外業務推進に貴重なアドバイスをいただいたりしています。

 その藤田さんがJROの名誉代表を務めていらっしゃることから、一度メンバー企業の方々をお連れするということで今回の来訪となりました。

 JROはリサイクルショップを経営される方々の組織ですから、我々の中古部品分野と共通する部分があります。

 私は当社で展開しようとしている中古自動車部品の標準化(JRS, Japan Reuse Standard)について説明し、この考え方は会員企業の皆さんにも十分に使える概念ではないかと訴えました。

 中古PC、家電、カメラなども一定の品質が数値化され、目で見てわかるような基準があれば、購入する人は間違いなく安心できます。JROが設立された趣旨はあらゆる中古品が安全に、円滑に、合法的に流通することにあるのですから、これはまさしくJRSの考え方そのものです。

 ミーティングの中で藤田さんは各分野で品質基準の標準化作業に取り組んでみてはどうかと提案してくださいました。

 自動車部品以外の分野でも、JRSが浸透していけば、静脈分野は新たなステップアップを果たし、「産業」としての確立に向け進んでいくと信じています。

 今回のJRO様来訪は我々静脈産業の分野に多くの仲間がいることを気づかせてくれ、非常に心強く感じました。JRSの概念をぜひ導入できればと思います。

 こんにちは、近藤です。前回に引き続きインドネシアの話題です。5月のゴールデンウィーク明けにインドネシアを訪問し、ジャワTVのイマワン社長を訪ねました。自動車リサイクルに興味を持ってくれたイマワン社長は、我々の訪問後、私たちの工場を見たいとすぐに訪日を決め、6月20日、実際にやってきました。素晴らしい行動力です。

 我々がどのように自動車リサイクルを行っているのか、自分の目でしっかりと確かめたかったのでしょう。熱心に工場を見学されていかれました。

 現在のインドネシア自動車リサイクル事情は私がこの事業を始めた頃の40年前と大差ないようです。「スカベンジャー」と呼ばれるインフォーマルセクターの人々が手作業で解体、そこから鉄資源などを販売しているのですが、その過程で環境汚染や労働安全衛生面で問題を引き起こしているのが現状です。

 この現状を改善するため、当社がこれまでに培ってきた自動車リサイクルの技術をインドネシアへ持ち込むことにより、有効資源を効率的に再生産し、環境汚染を防ぐとともに、労働者の安全、衛生を確保し、地域に新たな雇用と産業をもたらそうと考えています。

 技術移転について、当社はIREC(International Recycle Education Center 国際リサイクル教育センター)という研修施設を2007年に創設し、すでにJICAのサポートのもとで、中南米からの研修生受入の実績もあります。

 自動車リサイクルについては、事業の重要性を知ってもらうため、啓蒙的な活動が必要になります。法律の整備も必要です。イマワン社長はこうした点についても十分に理解しておられ、自社のネットワークを通じ広く訴えて行くと表明されました。

 こんにちは、近藤です。クールビズが前倒しで始まってるようですが、6月に入ったというのに、今年はちょっと涼しいかなと感じます。

 さて、連休明け早々にインドネシアを訪問しました。世界最大のイスラム教国家なのですが、中東諸国とはイメージが違い、発展著しい活気あふれた東南アジアそのものです。

 目的はこれまで何度か触れていますが、自動車リサイクル工場の設立です。自動車が急速に普及し、増加している国において、環境に配慮した適切なリサイクルを行うことは絶対に必要なことです。インドネシアの車輌保有台数は10百万台を超えようとしています。今後、年間で数十万台の使用済み自動車が出てくると予想されます。さらにインドネシアにおける日本車比率は90%以上と言われているわけですから、私たち日本人が最後の部分を放置しておくわけにはいきません。

 今回は当社の自動車リサイクルに関するニュースを、たまたまテレビで見たという方から連絡が入り、ジャワテレビのイマワン社長というビジネスパートナーを紹介していただくことになりました。ジャワテレビはインドネシア最大の新聞ネットワーク、ジャワポスグループのひとつです。イマワン社長は私の自動車リサイクルに関する話を聞き、即座にその事業の必要性を感じたようで、「ぜひインドネシアに来て説明をして欲しい。行政の方にもお会いしていただきたい」とのことでした。 

 実際にお会いしたイマワン社長はすでに工場予定地まで準備しており、彼の自動車リサイクル事業に対する思いが十分に伝わってきます。その思いになんとしても応えたい、と決意したインドネシアへの出張となりました。
 

1 10 11 12 13 14