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会宝通信メールマガジン

皆さまこんにちは、社長の近藤です。自動車に使用されるプラスチックは、再資源の原料として非常に価値のあるものですが、いざ回収しリサイクルしようとしても、部品が大きく複雑な形をしているので、1回に運べる量が限られ、輸送コストがかかり、リサイクルが進まないのが現状です。

一度に多くのプラスチックを運ぶためには破砕して減容する方法が一般的ですが、現在普及している破砕機は大型なものが殆どで、我々のような1日に数百キロしか発生しないような業種には完全にオーバースペックであり、導入は進んでいません。しかし、弊社会長の「船の舳先になる」という思いのもと、「無いなら作ってしまおう」と昨年4月にプロジェクトを発足し、様々な協力を頂きながら、この10月に破砕洗浄機1号機が完成しました。

今回手がけた破砕機のコンセプトとしては、

①小型であること、②稼動音が静かであること、

③Web上で破砕データが共有できること(KRAシステムと連動)を当初より掲げてまいりました。

まず小型に設計することで作業動線の短縮を図りました。また、破砕機本体をフォークリフトで移動が出来る為、工場のレイアウト変更に対しても柔軟に対応出来ます。稼動音に関しても特殊な防音設計を行い、耳栓を使用しなくても良い程の音量を実現しました。そしてKRAシステムとの連動ですが、どの車輌から回収したプラスチックが、どのフレコンに入っているかを紐付ける事で、ロット単位ではありますが、車輌からのプラスチック回収率がリアルタイムで集計する事が出来ます。もし、この破砕洗浄機が普及すれば、日本の自動車からどの程度のプラスチックが回収されているかが一目で解るようになります。

プラスチックもシュレッダーに掛けられてしまえば種類ごとに分別する事は難しくなりますが、手前の工程である我々が選別し、リサイクル原料として流通させる事でリサイクルの幅が更に広がる事を願っております。

 

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海外事業部の鈴木です。先月ケニアに出張してまいりました。

昨年末に行われたケニアの大統領選挙では、選挙プロセスの不正によって大荒れとなり、経済が停滞、現地の中古部品業者も資金繰りが悪化し、弊社もケニア向けのコンテナ出荷が滞りました。今回の出張で現地の中古部品業者と打ち合わせをした際には、各社とも日本・UAEからの輸入が再開し、景気は徐々に回復しているように見受けられました。しかし、UAEではラマダン・イード休み(イスラム教のお祭り)の影響により、需要が低迷、マーケット価格が下落しています。そのためUAEでの取引価格は日本の取引価格と比較すると安いため、日本からの出荷量は増えていないというのが現状です。

さて、今回の出張の主目的も、ケニアの自動車リサイクル事業に関する現地調査でした。ケニア中央政府の環境省や交通局にもヒアリングするとともに、ナイロビから車で5時間ほど行ったメルー・サラカニーズという地方の州政府にも訪問し知事と会談を行いました。(写真)

メルーでは、現地の大学にも訪問する機会があり、そこで話題となったのは、「リバースエンジニアリング」というテーマです。この大学では、使用済み自動車の中古部品を補修・リビルトすることによって、再度製品としての価値を生み出し、マーケットで販売できるようにする研究を行っていました。非営利である大学機関が、独自に「使用済みの製品を回収・加工・販売を行おう」という発想を生み出すことに、非常に驚きました。

途上国では「欲しいものが満足に手に入らない状況」をいかに自分たちのクリエイティビティで打開するか、その起業家精神にはいつも驚かされます。世界に流通する自動車の「後始末」、モノの循環を作り出していく中で、現地の方々から学べることはたくさんあります。

 

 

皆さまこんにちは。海外事業部の宮川です。8月、マレーシアに出張して参りました。今回は、マレーシア国別研修「LEP2.0 使用済み車輌リサイクル」準備及び成果普及支援という、JICAの委託を受けて行なっている研修のための出張です。マレーシアの自動車リサイクル発展を目指し、現地の行政官、民間企業、大学研究者からなる計30名に自動車リサイクルに関する技術研修を行います。

今回の研修目的は大きく2つあり、1つは日本式の自動車リサイクルを通し、安全、適切なリサイクル方法を伝えること。もう1つは素材分別を通じて、資源のさらなる有効活用方法を伝えることです。現地では、使用できる工具の幅にも限りがあり、素材分別の仕方が不十分なため、まだ使える資源がリサイクルされずに捨てられてしまうのが現状です。資源が有効に活用されないだけでなく、環境汚染、リサイクル従事者の安全が脅かされています。様々な制約がある中で、ただ日本式の技術を伝えるのではなく、現地にあったリサイクルのあり方を、彼らと一緒に考え、模索していくことが必要で、やりがいを感じています。

2020年に自動車リサイクル法を制定することをゴールにマレーシア政府は動いていますが、その先で、現地における事業展開も見据えています。自分が携わる日々の仕事が、世界の問題解決に貢献できる可能性を秘めていることを強く感じています。この支援事業は2020年まで続き、今年の10月には、第2期の研修生が日本を訪れます。次回は、会宝産業の社員全員で彼らを迎え、より多くの学びを当国に持ち帰り、日本とマレーシア両国のさらなる発展に寄与できるよう日々頑張ります。

『月刊自動車リサイクルVol.91』に、2018年9月5日にTKP品川港南口会議室にて「会宝産業リサイクラーズアライアンス」の第2回勉強会が開催されました記事が掲載されました。

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